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西寧 敦煌 西遊記 6

2020.06.02

これは弊社会長による2017年7月の旅行記です。
これから数回に分けて紹介していこうと思います。

 

「西寧 敦煌 西遊記 5」はこちら↓

西寧 敦煌 西遊記 5

 

 

7月26日 晴れ その1

 

 朝5時ごろメールの確認をしたら日本の家内からのメッセージがあり、

ちょっと気分が良くなった。

 

 

 そもそも西寧に行くのになぜ寝台列車を使ったかというと、

新郎新婦からのお願いであったからだ。

飛行機で行けば、西安を経由してさほど時間はかからないのだが、

飛行機で海抜2400mの西寧に来ると、10人中一人か二人、軽い高山病にかかるそうだ。

それを防ぐために、ちんたら列車で来てほしいということだった。

 

 もっとも、当初はこんな2等硬席の3段ベッドの寝台車ではなく、

特等寝台車で行く予定であったのだが、切符が取れなかったのである。

この時期は、中国でも金持ちは夏休み休暇を取り、一斉に家族旅行に出かけるという。

後になって思えば、高山病のリスクを取ってでも、

飛行機で行くべきだったと悔やんだが、すべて後の祭りである。

 

 

 この寝台車旅行の欠点のひとつにトイレの問題がある。

その一つに停車中は係員が施錠して使用不可にしてしまうことである。

それとどの駅に何分停車するか全く不明のため、下手におしっこを我慢すると、

駅での駐車時間と発車後の係員がなかなか開錠してくれない時間や

順番待ちの時間などで漏らしそうになる。

 

 それと2Fから1Fに降りるのに腰を捻る体勢になるのと、脇の筋肉がつりそうになるので、

トイレの回数を減らそうとなるべく水分をとらないようになる。

すると脱水状態で気分が悪くなる。

 

 

 本日の朝食は、黄さんの奥さんが持ってきてくれたカップ麺。

結局、超激辛の物を選んでしまったのだが結構うまかった。

 

 お昼になると、もうあと6時間程度かとうれしくなり、

黄さんとまたビールに挑戦しようということになって、

黄さんが500mlの缶ビールを7本買ってきた。

瓶ビールとは違い冷えているわけではないが、

生ぬるいことはなく、ずいぶんとましであった。

ここで調子に乗って2本空けたのが失敗で、

西寧で降車するまでに5回トイレに行く羽目になり、腰痛がますますひどくなった。

 

 

 降車前の車窓の風景はきのうとかなり違っており、屋根が平らな家が多くなった。

山肌も赤っぽいところが多くなり、中国で初めて見る光景である。

たぶん標高2000mを超えているのだろう、

おつまみの真空パックがパンパンに膨らんでいる。

早く降車したい。

早く冷たいビールが飲みたい、早く風呂に入りたい、早くトイレに行きたい。

 

 

◆次回は・・・

ようやく西寧に到着。
やっと冷たいビールにありつけるのか?
風呂に入れるのか?
トイレに行けるのか?
そうは問屋が卸さない。

次号を待て!!

 

 

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