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西寧 敦煌 西遊記 ９
2020.06.18
これは弊社会長による2017年７月の旅行記です。
これから数回に分けて紹介していこうと思います。
「西寧 敦煌 西遊記 ８」はこちら↓
https://www.natec.ne.jp/news/1322.html
７月２７日 小雨 その２
なんかこの旅行はぜんぜん思い通りに進行せんなあとしみじみ思った。
黄さんの話どおり、晩の7時を過ぎた今から餃子を作るとのことで、
ご主人は野菜を切り、奥さんはうどん粉を練って棒で皮を作り始めた。
公安の偉いさんであるこの奥さんは、なんとパジャマを着ていた。
今から思うと、たぶん粉だらけになるからだろうと推察できたが、当時はあっけにとられた。
餃子の種を皮で包むのは、黄さん夫妻、新婦のお母さん、公安のおねえさんの旦那。
旦那が一番うまく包んだ。
8時半近くになり、ようやく蒸しが始まり、
まもなく皿に盛られ、9時前より夕食の開始となった。
さすがに腹が減っていて待ち遠しかったが、また事件が発生。
まったく飲み物が出ない。
餃子に冷えたビールは世界の常識だろうが。
黄さんにビールはないのかと聞けと言ったが、よう聞かんとのつれない返事。
泣く泣くビールなしの餃子を食べる。
結構うまかったが、白湯で餃子とは。
10個ほど食べたらむなしくなって10分ほどで食べるのを終了。
皆がパクパク食べているのを放心状態で見ていた。
食後、部屋の見学会が行われ、２階も見せてもらい、9時半が過ぎた。
黄さんにお開きを宣言するように促し、一同帰路に着いた。
このおねえさんは、まだこれから10時過ぎに飛行場に着く親戚を迎えに行くとのこと。
ここらの人は、日が暮れるのも遅いせいか、
われわれの時刻感覚から２-３時間ずれているように思う。
すなわち、小生の10時は彼らの7時ごろだろう。
やっとの思いでホテルに帰り、さすがの黄さんもビールが恋しくなり、
フロントに冷えたビールを売っているコンビニはないかと尋ねると、
部屋から電話したらルームサービスが持ってくるとの回答。
でかした黄さん。
これで悩みが一つ解消した。
かに、思えたが小生の部屋から黄さんが電話すると、
冷えたビールはないので今から冷凍庫に入れるので、冷えたら持ってくるとのこと。
黄さんは自分の部屋で明日の婚礼スピーチを考えるとのこと。
これもさっき頼まれたそうで、なんと場当たり的なと思ったが、
ここらの人のおおらかな気質のせいだろう。
なんて考えながら待つこと40分、さすがにもうビールは凍ってるのとちゃうかと黄さんへ連絡。
さらに待つこと20分。
小生、疲れて果ててしまって消灯し、
睡眠を開始したら、黄さんがビールを持って登場。
飲みたい時期を逸し、もうどうでもよくなった感じであり、
むなしく冷たいビールを飲むのであった。
冷えているのにすごく泡が立ち、あまりおいしくない。
気圧のせいかもしれん。
とほほ。
◆次回は・・・
文化の違いにすったもんだの会長。
明日はいよいよ結婚式。
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