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演色性
皆さんはズボンやシャツなどの衣服をお店に買いに行くことがあると思いますが、買って帰って家で見るとお店で見た色と違っていたなんてことはありませんか?
光源(照明光の種類)によって色が変わって見えることを演色性(えんしょくせい)が強いといいます。どんな染料にも程度の差があれ、演色性はあるものです。
蛍光灯の白色、昼光色の違いによっても演色性がはっきりわかる場合があります。また、外光(太陽光)の当たり具合でも変化する場合があります。
染色技術者はなるべく演色性の少ない染料を使用することを心がけますが、望まれている色相の関係などでやむを得ず変化の大きい染料を選ぶこともあります。
演色性が強いからといってその他の品質には影響ありませんが、頭に入れておいて、納得づくで購入されることをお勧めします。