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調色とは?  その2

ポリエステルの工業染色では、通常 色は三原色の染料によって配合を決めます。黄 赤 青が色の三原色です。
この三原色を使って色だし(調色)をするのですが、第一回目の試験染めをする配合を予想するのが大変重要です。
先に書きましたように、その技術者の過去の経験データーをもとに予想するのですが、最近では、コンピューターカラーマッチング(CCM)といって、目標色を測色計ではかり、コンピューターで三原色の配合を決めるシステムがあります。このCCMシステムの導入で、ずいぶんと色だし作業が楽になりました。
ただ、CCMシステムでは、かなり近い色の配合を計算してくれますが、ドンピシャとはいきません。やはり、2回 3回と試験染めして、より近い配合を模索して、決定していきます。ゴルフでいうと、必ず、CCMはグリーンにワンオンしてくれますが、穴に入れるには、やはりパターを1回 もしくは 2回と打たなくてはならず、結局 最終的には 技術者の技能が必要となります。
下手な人は、時に、グリーンに乗ってからでもパターでOBしてしまうこともあります。

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